1分でできる!「疲れ目」「眼精疲労」の解消法

パソコンやスマホを長時間利用するなど、目を酷使することが多い現代社会では、「疲れ目」や「眼精疲労」に悩まされている方も多いですよね。そこで今回は、日常生活で目の疲れの解消法をご紹介します。

「疲れ目」「眼精疲労」を引きおこす5つの原因

目が疲れる原因には、大きく分けて以下の5つが挙げられます。みなさんの心当たりのあるものはどれでしょうか?

パソコンやスマホの長時間利用

長い時間パソコンやスマホを使用すると、まばたきが減って目が乾燥し疲れやすくなります。さらに、近距離を長時間見続けることで、目の筋肉が酷使され焦点を合わせる機能が低下。液晶画面を見続ける場合は、適度に目を休ませることが大切です。

姿勢の悪さ

同じ姿勢のままパソコンやスマホを見続けたり、デスクワークをしたりすると、肩や首が凝り固まって首より上の血流が悪くなり、目に送られるはずの水分や栄養素が減ってしまいます。また、普段から姿勢が悪い方も同じ現象が起こります。

偏食

意外と知られていませんが、食べ物のビタミンA、B群が不足すると目が疲れやすくなります。目がよく疲れるという人は、ビタミンB1不足を疑ってみてください。しっかり摂取しているはずでも、飲酒などで消耗されることもあるので注意が必要です。

視力の低下、度数が合っていない矯正器具の使用

視力が低下していたり、合わない矯正器具(メガネやコンタクトレンズ)を使っていたりすると、目が無理矢理ピントを合わせようとして負担がかかってしまいます。定期的に眼科などで検査を受けましょう。

加齢に伴うピント調節力の低下

40歳代くらいから、ピントを合わせる調節力が衰えてきて、手元のものが見づらくなります。ピントが合わない状態で、無理な近業作業を続けると、目の筋肉が酷使され、目が疲れるなどの不快感を感じ始めます。

自宅や会社でかんたんにできる「疲れ目解消法」

目の疲れを感じたら、どのようなケアを行えばいいのか。自宅でかんたんにできる解消法をご紹介します。

ツボを意識しながら目元マッサージ

目の疲れを軽減してくれるツボとして、目頭と鼻の間には「睛明(せいめい)」、眉頭には「攅竹(さんちく)」、眉尻と目尻の間から親指1本分うしろのへこんだところ、こめかみのあたりには「太陽(たいよう)」があります。
これらのツボを、指の腹を使って順にやさしく5秒ずつ×各3セット、刺激をしていきます。
爪を立てずにゆっくりと、そして強すぎずイタ気持ちいいと感じる力加減で押していくのがポイントです。

就寝前にホットタオルで血行促進

軽くぬらして絞ったタオルをレンジで温め、まぶたの上に乗せます(適温は約40度)。タオルが冷めたら取り替え、これを何回か繰り返してください。寝る前に行うことで安眠効果も得られ、同時に顔のむくみまで取ってくれるため、一石二鳥で翌朝はすっきりできます。(注: 高温だとやけどする可能性があるのでご注意ください)

日頃からのこまやかなケアが一番大切です!

上で紹介した解消法も有効ですが、なによりも大切なのは、疲れを感じる前に日頃から予防をしておくこと。以下の5つのポイントを読んで、目にやさしい生活を心掛けてください。
・スマホやパソコンを1時間以上使用したら、目を10分間休ませる
・就寝前の少なくとも1時間以上は、スマホ・パソコンなどの使用を控える
・まばたきをして、目の乾燥を防ぐ
・簡単なストレッチなどをして、首から上の血行を良くする
・睡眠を十分とる
目に精気がないと、年齢以上に老けて見えることもあります。日頃からしっかりとケアをして、若々しく健やかな目をキープしましょう。

・出典元:目ディア coco.rohto